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現在社会を生きていくための金言・考え方を集めて兵法書(blog)としてまとめるというコンセプトです。

お金とは何か?三橋高明の主張

第6回。



以上の動画の内容をまとめています。


デフレーションは需要不足である。
デフレが解消しなければ、失業率は上がり続ける。
1933年にアメリカ合衆国の失業率は23%までいった。


ルーズベルトはニューディール政策で失業対策をした。
しかし、ルーズベルトはその後に、財政均衡政策をしたことで、またデフレになってしまった。



アメリカの対外純資産はドル建てなので、返済する必要がない。



第7回




三橋「お金とは債務と債権の記録のこと(キリッ)」
司会者「債務の記録じゃない硬貨はお金ではないのではないですか?」
三橋「じ、実際問題として使える。こ、硬貨は特殊なんです(涙目)」



シニョリッジとは、硬貨の額面と製造コストの差のことである。


1円玉のシニョリッジは-13円。
5円玉のシニョリッジは1円。
10円玉のシニョリッジは―32円。
50円玉のシニョリッジは30円。
100円玉のシニョリッジは27円。
500円玉のシニョリッジは457円。


シニョリッジの語源はセニョール(領主)である。


経済学とは、インフレ抑制のための学問であるので、デフレには対応できない。また、シニョレッジを行うと、インフレになるために、経済学者はシニョレッジを嫌う。


菅政権によって、プライマリーバランス(基礎的財政収支)黒字化を目標とするアホなことが閣議決定された。


財政均衡は、インフレ抑制の効果があるので、デフレの状態で行うのは良くない。



国は経済成長させて、国債のGDP比率を下げさせれば良い。



第9回。



メソポタミア時代からお金は存在していた。
三橋「お金の正体とは情報である。」ドン!
俺(´-`).。oO(お金とは債務と債権の記録のことじゃ無かったのか?)
俺(´-`).。oO(しかも、情報ってアバウトじゃね?)
三橋「なぜなら、1970年にアイルランドで、銀行が全て閉鎖したことがあったが、特に問題が生じなかったのがその根拠です。そのとき、紙幣や硬貨も流通不足になったが、人々は小切手を使うことで、問題なく生活できた。この間も、アイルランドの経済は成長していた。これは、お金の本質が情報であるためである。」



15分ぐらい。
三橋「宋の時代に、交子、会子という兌換紙幣が生まれた。これが紙幣の始まりである。さらに、モンゴルが宋を滅ぼしたとき、モンゴルの貨幣を宋の人々すべてに流通させるだけの銀の量がなかったのにかかわらず、モンゴルは紙幣を宋の人々に発行していった。結果として、銀の量がなかったのに銀本位制の下で通貨を発行していったが、結局何の問題もなかった。これが不換紙幣の始まりです。」
三橋「つまり、この例からもわかるように、お金の兌換性にこだわる必要はないのです。」




三橋「また、イギリスで銀貨を使っていたが、銀貨の端を削って銀として売る悪い人が多くいて、銀貨がだんだん小さくなっていってしまう状況が発生した。しかし、それでも何も問題なく、銀貨は額面通りの価値として利用することができた。」
解説「つまり、悪貨が良貨を駆逐するというグレシャムの法則は正しくない。


ジョン・ロック「ワイはイギリス経験論の父と言われているジョン・ロックや。」
ジョン・ロック「貨幣の価値は、貨幣の材質の価値と等しくなくてはならないんやで」
俺(´-`).。oO(たしか、新井白石も同じこと言ってたよな)
新井白石「せやで。だから享保丁銀という銀の含有率が高い銀貨を作って流通させたんやで。元禄丁銀は銀の含有率が低くて貨幣の質が低いからな。やっぱり、貨幣の素材の価値はその貨幣の額面と一致させなくてはおかしいからな」
ジョン・ロック「んー、せやせや」




フェイクニュース(メモ)

2017年10月NHKが流したフェイクニュース

「事実上民進党は希望の党に合流しました。」


実際

事実上民進党は分裂した。


小池の考えが、民進党の考えと全然違っていて、小池が民進党の議員を排除・選別するのはすぐにわかったはず。分裂するのが分かっていたのに、合流するとか報道を流すメディア。立憲民主党が発足した現在でも、「民進党は分裂した」とメディアはほとんど報道していない。これはマスコミの偏向報道。

三橋貴明が主張する「移民政策のトリレンマの法則」


上記の動画より、三橋貴明の主張をメモしたかったので下に書きました。



三橋貴明「GDP三面等価の原則は必ず成り立つ。これは統計上逆らえない。絶対に一致する。」



(以下、2:40あたりから)
三橋貴明「さらにトリレンマ系の理論は結構当たる。例えば、国際金融のトリレンマというのがあります。これは、資本の移動の自由、固定相場制、独立した金融政策、これらは2つまでは実現できるが、3つ同時に達成はできないというのが、国際金融のトリレンマの法則といいます。」
三橋貴明「固定相場を維持したいのなら、資本の移動を制限しなければいけない。」
三橋貴明「例えば、独立した金融政策を諦めて、固定相場と資本の移動の自由を実現したのが、ユーロです。(各国の為替はユーロで固定している)」
三橋貴明「このように3つのうち2つまでしか達成できない」



三橋貴明「もう一つ、グローバリゼーションのトリレンマというのがあります。ダニ・ロドリック教授が言い始めたんだけど。国民主権、グローバリゼーション、民主主義、この3つは同時に2つまでしか実現できない。
司会者「え?」
三橋貴明「つまり、国民主権で民主主義のもとではグローバリゼーションは実現できないのです。」
司会者「んーー?」
三橋貴明「たとえばユーロ、ユーロが分かりやすい。ユーロはグローバリゼーションと民主主義が達成されてます。しかし、国民主権がないのでイギリスは国民主権を取り戻すためにブレグジットが起きたんです。(イギリスは国民主権のためにグローバリゼーションに制限を行った)」
司会者「なるほどー、最近、反トランプ主義者の人たちが、主権を俺たちの手に取り戻せ、グローバルをすすめろ、民主主義と3つを散々主張してますが、それってできないでしょ!?」
三橋貴明「絶対できないです。絶対できないです。」
司会者「聞いてる?アメリカのみなさん、ヘイ!」
三橋貴明「ヘイ!」
司会者「んふふ」



(以下、動画の5:00あたりから、ここからが一番いいところ)
三橋貴明「この前シンガポールに行って、ものすごいトリレンマの原則を見つけてしまったのです。」
三橋貴明「自分はこれによって名を残すのではないかと思っているんです。いままで誰も発表していません。」
司会者「へぇー」
三橋貴明「それがこの移民政策のトリレンマです。」
三橋貴明「外国移民の受け入れ、国民の自由、治安の維持、この3つを同時に達成することはできない
司会者「うんうんうん」
三橋貴明「シンパポールは安全で、移民国家を達成しているという世界でも稀な国なのですが、そのかわり国民の自由がめちゃくちゃ制限されています」
三橋貴明「例えば、ペットの数が制限されている、無許可で5人以上集まって抗議活動をしたら即逮捕、壁の落書きでむち打ち刑!」
司会者「むち打ち刑ってまだあるんですか?」
三橋貴明「あるんだよ。さらに、ドラッグを保有しているだけで死刑です。外国人も例外ではないですからね。」
司会者「こわ」
三橋貴明「明るい北朝鮮って言われてるんですよね」
三橋貴明「とても自由が制限されている代わりに、とても治安がいい」
三橋貴明「移民のメイドさんに対してもきびしい、メイドさんが妊娠していたら国外追放です、即。」
司会者「あ、そうなんだ」
三橋貴明「メイドさんの件に関して、人権侵害ではないのかと言われているが、シンガポールの首相は『私はシンガポールの首相だから』と言っています。つまり、メイドや外国人労働者は国民じゃないので、知ったことじゃないということです。」
三橋貴明「外国移民を受け入れ、治安を維持しようとすして、自由を失った。これがシンガポールなんですよ。
三橋貴明「良い悪いの話をしているのではなく、現実の話をしているだけ」
司会者「そうですね。」
三橋貴明「外国移民を受け入れ、自由を保とうとすると、治安が悪化する
三橋貴明「自由を保ちつつ、治安を維持したいならば、外国移民を受け入れることはできない
三橋貴明「この3つのトリレンマからは誰も逃れられない」




三橋貴明「ユーロは、移民の受け入れと国民の自由を達成しましたが、そのかわり治安が悪くなったんです。」




3つの要素を同時に達成することはできないことをトリレンマという。
例、「環境保全」「経済発展」「資源の確保」



感想・・・この動画の中で語っているトリレンマ系の経済理論は論理的で、何回聞いても勉強になると感じます。